唐揚げと竜田揚げの違いってそもそも何なんだろう?
ふと疑問に思ったので調べてみました。
後半では簡単なレシピをご紹介しますね^^
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唐揚げと竜田揚げの違いとは?
結論から言うと、一昔前までは定義がハッキリしていたようですが、今では厳密な定義はないようです。
「これは唐揚げだ!」と言ってしまえば唐揚げですし
「竜田揚げだ!」と言えば竜田揚げと認識されているようです。
どんなものが唐揚げか、竜田揚げかは人それぞれの感覚で違うみたいですね。
では、実際どんな違いがあって区別されてきたのか、ちょっとだけ詳しく書いていきますね。
唐揚げの場合
粉は主に薄力粉を使用して作ります。
最近では薄力粉以外に、片栗粉を混ぜたり、片栗粉のみの場合でも唐揚げと名付けていることがあります。
唐揚げ、と聞くと鶏の唐揚げを連想しがちですが、野菜や魚をあげたものも唐揚げといいます。
粉をつけずに素揚げしたものも唐揚げと言われている場合もあります。
調味液に長く漬け込んで作るものと、漬け込まずに味を馴染ませてすぐ揚げるものがあるそうな。
漬け込んでから揚げるものを竜田揚げ、味付けをさっとして揚げるものを唐揚げと区別している場合もあるそうです。
竜田揚げの場合
粉は主に片栗粉を使用して作ります。
ですが、こちらも言わずもがな作る人によっては薄力粉を混ぜていたりする場合もあります。
竜田揚げの名前の由来は、奈良県の竜田川に由来するそうです。
(あくまで一例。諸説あるそうです)
竜田川に流れる紅葉と川の流れの白い波の様子を
味付けされたお肉の色と衣の白さに見立てたそうな。
なんとも美しい由来ですね。
もう一つの由来は艦船「龍田」で小麦粉の代用として片栗粉でお肉を揚げた料理を作り、
その料理がおいしいと評判が広まって、船の名前にちなんで「竜田揚げ」となった説があります。
どちらの説に出てくる竜田揚げも、お肉をじっくり調味液に浸しており、
片栗粉をまぶして揚げていることが共通しています。
竜田揚げは基本、醤油やみりん、酒などの調味液にしっかりと浸し、
片栗粉でカラッと揚げた揚げ物のことをさします。
唐揚げよりも仕上がりの色が濃く、白い衣の部分が目立つのが特徴です。
まとめ
<唐揚げ>
下味をさっとつけて素揚げ、もしくは薄力粉をまぶして揚げたお肉や魚・野菜のこと。
<竜田揚げ>
調味液にしっかりと漬け込んで、片栗粉をまぶして揚げたお肉や魚のこと。
<でも現在は>
厳密な違いはなく、その人の主観次第でどちらともいわれている。
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美味しい基本の鶏の揚げ物レシピ!衣や味を変えて唐揚げにも、竜田揚げにもできます!
<材料 1~2人分>
鶏もも肉 1枚
醤油 大さじ2
酒 大さじ1
卵 1個
にんにく 2かけ
しょうが 1かけ
塩こしょう 少々
片栗粉(もしくは薄力粉) 適量
揚げ油 適量
<作り方>
①鶏もも肉を大きめの一口大に切り分け、塩こしょうをまぶしておきます。
にんにくと生姜は皮をむいてすりおろしておきましょう。
②ボウル、もしくはビニール袋にに鶏もも肉を入れて、まず酒を入れて水気がなくなるまで揉み込みます。
③次に醤油を入れて揉み込み、また汁気が無くなったらにんにく・しょうがを入れて揉み込みます。
④最後に卵を割り入れてしっかりと揉み込み、30分ほどそのままつけこんでおきます。
⑤漬け込み終わるころに深めのフライパンに油を深さ3cmほど注ぎ入れ、熱します。
⑥箸を油に入れてみて、少し気泡が出るくらいの温度になったらお肉に粉をまぶして揚げていきます。
※必ず粉にお肉を入れてまぶしましょう。
お肉に粉を入れて混ぜてしまうと粘り気がでてダマになります。
⑦お肉を入れたら最初は触れずにそのまま揚げていきます。
周りが白っぽくなってきたらひっくり返して揚げていきます。
全体に少し揚げ色がついてきたら一旦油からあげましょう。
⑧全部あげたら、油の火加減を強くして、温度をあげます。
箸を入れてすぐに気泡が沢山出るくらいまで油を熱くします。
⑨お肉を良い揚げ色が付くまで揚げていきましょう。
※この二回に分けて揚げる作業を二度揚げといいます。
時折お肉を持ち上げて空気に触れさせてあげるのが、カラッとあげるコツです。
⑩お肉が上がったら揚げ網にとります。
油がきれたら盛り付けてできあがり。
お好みでレモンをかけて召し上がってくださいね。
コツ・アレンジ方法
・画像の鶏の揚げ物は片栗粉のみで揚げたものです。
唐揚げ、というより竜田揚げに近いですね。
・味付けをひとつひとつ入れて揉み込むことで、お肉に水分が周り、柔らかくなります。
・みりんはお肉を固くする成分が入っているそうなので、入れていません。
・卵は溶かなくても揉み込んでいるうちになじんできます。
・粉は個人的には片栗粉が一番カリッとあがるのでオススメです。
薄力粉でももちろん美味しいです!衣が片栗粉よりも気持ち厚めに仕上がります。
お好みでブレンドしてみたり、試してみてくださいね^^
・どちらの粉を使う場合でも、粉は揚げる直前につけましょう。
時間が経つと、お肉の水分が吸い取られてべっちゃりとしてしまいます。
油ハネやお肉が固くなる原因になるので気を付けましょう。
・二度揚げすることで、冷めても衣が固くなるのを防いでくれます。
・粉にお好みでスパイスを加えても◎
カレー粉やパセリ、タイムやオレガノなどのハーブを入れてみるのも美味しいです。
・お野菜はレタスやミニトマトを添えるのがオススメ。
・レモンもさっぱりとして合いますが、ジャンキーにマヨネーズを付けて食べてもおいしいですよー
さいごに
今回紹介したレシピは我が家では「ざんぎ」と呼ばれるレシピだったりします。
※ざんぎ=北海道の方言で「唐揚げ・竜田揚げ」っていう意味です。
うちの母は小麦粉で揚げますが、わたしは好みで片栗粉にしたり
友達だとブレンドした粉だったりさまざまです。
ぜひ自分好みのお味、食感を探してみてくださいね^^
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