”コンフィ”ってなに?
聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか。
今日はその説明から、ちょっとしたレシピまでご紹介しますね^^

コンフィとは?

フランス料理の調理法のひとつです。
ずばり言うと「オイルで煮る」こと。

食材は主に肉を使用しますが、野菜でもOK
とにかく食材をオイルでひたひたにした状態で
煮ればコンフィができあがります。

高温ではなく低温で煮ることもポイントのひとつ。
低温のオイルでじっくりと煮ることで
保存性が高くなり、お肉も柔らかくなり、うまみも閉じ込められる、
という利点があります。

そのまま冷やすことで、オイルが固まり、
食材がコーティングされるので、その点においても
食材の保存性が高い調理法といえますね。

食べるときは、お肉の場合、
オイルから取り出して表面をカリッと仕上げる
というのをよく見かけます。
ただ焼いたお肉とは違い、ホロホロを柔らかく
ジューシーでうまみもたっぷりなのが
コンフィの魅力です。

ちなみに・・・
”コンフィ”とは、広い意味では
「食材を保存するために保存性の高いものに浸す方法」なので
果実(オレンジなど)の砂糖漬けもコンフィのひとつです。
オレンジコンフィが有名ですね。

という風に実は、とても手間のかかった料理法でした。

今日は、そのコンフィをミニトマトを使って作りたいと思います^^
オーブンで簡単にできるお手軽コンフィです。

ミニトマトのコンフィ

<材料 ミニトマト約20個分>
ミニトマト 約20個
にんにく 1かけ
バジル 3枚
塩 ひとつまみ
オリーブオイル 150cc

<作り方>
①ミニトマトを湯剥きします。
ヘタを取り、ヘタと反対側の方に浅く十字の切目を入れたら、
沸騰したお湯に10秒ほど入れ、すぐに取り出し、氷水に漬けておきます。
粗熱が取れたら、皮を剥き、キッチンペーパの上に並べ、
余計な水分を取り除いておきましょう。

②耐熱皿に薄くスライスしたにんにくとバジルを並べて、
湯剥きしたミニトマトを並べていきます。

③塩ひとつまみをふりかけ、オイルをまず50cc回しかけます。

③180℃に予熱したオーブンで20~30分ほど焼いていきます。
グツグツとかさが増し、トマトがみため一回り小さくなったらOKです。

④オーブンから取り出し、粗熱が取れるまで常温で置いておきます。

⑤粗熱がとれたら、保存容器に入れ、残りのオイルも入れて出来上がり。

コツ・アレンジ方法

・ミニトマトは湯剥きするのがオススメ!
しないでそのまま作ると、後々舌触りに影響します。

・生のバジルを使っていますが、ドライバジルでもOK
トマトとバジルはとても相性が良く、風味が良いのでぜひ入れてくださいね。

・深めの耐熱皿で作りましょう。
焼成していると後々トマトの水分が出てきて、かさが増します。

・保存は冷蔵庫でしましょう。
2~3週間は保存できますよ^^

・今回はミニトマトで作りましたが、もちろん普通のトマトでもOK
オイルはトマトに多めに回しかける程度。
トマトの底がちょっぴりオイルで浸る位です。
塩はお好みで。
にんにくとバジルの量もお好みで大丈夫です。
後々に足すオイルはひたひたになるまで入れましょう。

・粒黒コショウを一緒に入れてもスパイシーで美味しいです。

・オイルはオリーブオイルを使いましたが、
他にもグレープシードオイルなどクセのないオイルもおすすめです。

ミニトマトのコンフィの食べ方

そのまま食べても、もちろんOK!

※冷蔵庫で保存しているので、オイルが固まっています。
食べるときは、食べる分だけ数分前に常温に出しておきましょう。

他の料理に少し加えるのもオススメなので、
その方法をご紹介しますね。

【パスタに】
オイルも使って沢山入れてトマトパスタにしても◎
トッピングとしてのせるのも美味しいです。

【サラダやドレッシングに】
オイルに少量の酢を入れてドレッシングにしても美味しいです。
ミニトマトはグリーンサラダに添えても◎

【冷静スープのトッピングに】
トマトの冷静スープにトッピングしたり、
オイルを回しかけてもおいしいですよ^^

さいごに

ミニトマトのコンフィはオイルも最後まで美味しくいただけます。
トマトのうまみとにんにく・バジルの風味が染みこんでいて
とってもおいしいオイルになっていますよー^^
パスタやサラダ以外にも、炒め物の油としても活用できますので、
お好みで色んな料理につかってみてくださいね。

=関連記事=

フランスの家庭料理・カスレとは?プチ解説+おいしいレシピをご紹介

1日で完成!本格的な仕上がり!コンフィから作るオランジェット