例年より低めの気温が続いていますねーそんなときはほっこりと体が温まるスープを作ってみませんか?
今日ご紹介するのは参鶏湯(サムゲタン)風の簡単なスープです。とろみがあり、しょうがが入っているのでとても体が温まります。じっくり煮込むことで鶏手羽元がホロホロやわらかくなりますよー♪
今回は最初にそもそも参鶏湯とはどんな料理なのかを、さらっと解説していきますね。
参鶏湯(サムゲタン)とは?どんな料理?
サムゲタンは温かな鶏肉のスープ。韓国料理のひとつです。また、薬膳料理のひとつでもあります。韓国では夏によく頂く料理。夏バテ予防に効果があるんだそうな。
中身は主に鶏肉、高麗人参などの漢方、くるみなどの木の実やにんにくのほか、モチ米など。聞いただけで健康によさそうですね。
本格的な作り方の一例
丸鶏の中に具材を入れてひたひたの水で数時間~一日煮込みます。
丸鶏を使う時点でとっても贅沢!そして具材は漢方やモチ米や意外と高い木の実たち。味付けはほとんどせず、素材の味わいを生かした料理です。ちなみに食べるときはキムチやご飯を足したりするんだそうな。
本格的なサムゲタンもとってもおいしそうですが、家庭でお手軽に作れるのも魅力的ですよね。今日はそんなサムゲタン風なお手軽レシピをご紹介します!
簡単!参鶏湯風スープのレシピ
材料(2人分)
- 鶏手羽元 6本
- しょうが 2かけ
- 米 大さじ1
- ネギ 20cm位
- ミックスビーンズ 50g
- 水 500cc
- 酒 50cc
- 塩こしょう 少々
作り方
- 手羽元に切り込みを数ヶ所入れます。切込みの深さは包丁が骨にあたるくらい。切り込みを入れたら塩こしょうを全体に付けておきましょう。
- しょうがは半分すりおろし、半分みじん切りにしておきます。ネギは1~2cm位の小口切りにします。
- 厚手の鍋を強火でよく熱し、温まったら手羽元を皮目から入れて焼き目をつけていきます。途中ネギも入れて焼き目を付けておきましょう。
- 焼き目が付いたら米を洗わずそのまま入れます。さらにしょうがとミックスビーンズ、水と酒を入れて煮立たせます。
- 沸騰したら弱火に落とし、出てきたアクをこまめに取り除きます。ずらしてフタをして、約1時間とろとろになるまで煮込みましょう。たまに鍋底から混ぜ返してくださいね。
- スープにとろみがついたらできあがり。
コツ・アレンジ方法
- 手羽元は肉が厚いので骨まで切れ目を入れることで火通りを良くします。また、骨付き肉のため、とてもおいしい出汁がでますよー。
- 今回ネギをトロトロに煮込んでいますが、シャキシャキ食感が好きな方は、焼き目を付けた後取り出しておいて、食べる直前に入れてもおいしいです。
- しょうがはたっぷりめに使っています。お好みで加減してみてくださいね。
- ぜひ生しょうがを使いましょう。チューブでも代用可ですが、生の方が断然風味が良いのでオススメです。
- 煮込んでいる間にスープがなくなりそう、とろみが付きすぎた場合は水を足しましょう。味が薄まりますので、塩こしょうで調節してくださいね。
- 今回ミックスビーンズを使用しましたが、お好きな豆で大丈夫です。大豆や枝豆、白いんげんなどがオススメですよー。
- 豆は煮てあるものでも大丈夫ですが蒸したものが柔らかくて◎
- 野菜やきのこを入れても◎白菜やしめじ、にんじんを入れても野菜の甘みが出ておいしいですよ。
- 少しコッテリさせたい場合は最後にごま油をひとたらししても◎ごまの風味もプラスされておいしくなります。
- しょうがをきかせた薄めの味つけなので、濃いめがお好きな方は粉末の鶏ガラスープや塩で塩味を足しても◎
サムゲタンは簡単に作れる!
まさにお手軽サムゲタン!寒い冬にもピッタリな一品です。夏には冷たくしてソーメンやうどんを入れてもおいしいですよ。ぜひ作ってみてくださいねー^^