1日1個のりんごは医者を遠ざけると言われるように、りんごは栄養満点の果物です。しかし具体的にどんな栄養があるのか、どんな方法が一番保存に向いているのかなど迷うこともあるでしょう。

ここでは、りんごの持つ栄養素やおいしく食べる調理法、長持ちさせるための保存方法などについてご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

りんごに秘められた栄養素とは?

真っ赤なりんご、緑のりんご、淡い赤色のりんごなどりんごにはたくさんの種類があります。種類によって味や触感が変化しますが、主なりんごの栄養素は糖質と食物繊維、カリウムです。

りんごは1個当たり130キロカロリーで、ご飯1杯分240キロカロリーの半分にも関わらず栄養価が高いため、ダイエットにもよく使われます。

糖質は約30gほど含まれていますが果糖が多いため、血糖値の上昇が緩やかであるという特徴があります。また、水溶性の食物繊維が豊富に含まれ、腸内環境を良くして便通の改善にも役立ちます。

特にりんごの皮の部分に多く含まれるため、皮ごと食べるのがおすすめですが、皮にはワックスがかかっていることがほとんどですから、よく洗ってから食べるようにしましょう。加えて、人間の体を維持するのに不可欠なミネラルの一種であるカリウムも含まれています。

りんごをおいしく食べる調理法

りんごはそのまま生で食べるという人が多いのではないでしょうか。皮を剥くことが多いかもしれませんが、より栄養を摂取したいならよく洗って皮ごとかじるのがおすすめです。包丁で切る手間も省けて、一石二鳥です。

りんごの定番レシピとして有名なのは、焼きりんごでしょう。りんごの芯をくりぬいたところにバターと砂糖を詰めて、レンジでチンするだけでトロトロとした極上のスイーツに変身します。焼きりんごを薄く切って冷凍のパイ生地に包んで焼けば、簡単アップルパイの出来上がりです。

りんごジャムも定番レシピの一つです。たくさんりんごが手に入ったときは、砂糖と一緒に鍋で煮詰めてジャムにしてしまいましょう。甘酸っぱくてパンに塗るだけでなく、ヨーグルトに混ぜても相性抜群です。

りんごを薄くスライスして、オーブンで焼いたりんごチップスもおすすめのレシピです。レンジのみで作ることもできます。小麦粉やホットケーキミックスを使ってりんごケーキにしてもおいしく食べられます。

冷凍したりんごを他の果物と一緒にミキサーにかけて、スムージーにするのも良いでしょう。食欲のない朝のメニューに加えてみると栄養満点の朝食になります。

りんごはどうやって保存する?冷凍できる?

りんごは冬が旬の果物で、保存に適した温度は0~5度と言われています。保存方法としては、気温18度以下であれば常温保存が可能です。一つ一つ新聞紙で包んで段ボールに詰め、冷暗所で保存すれば2週間から1か月ほど保存できます。

気温が高い季節は冷蔵庫で保存しましょう。この場合も一つずつ新聞紙に包んでビニール袋に入れて口を縛り、冷蔵庫に入れておきます。この方法なら2か月ほど保存が可能です。

また、りんごは冷凍保存することもできます。水洗いしたりんごをそのまま、もしくは食べやすいようにスライスしてからフリーザーバックに入れ、冷凍庫に入れます。食べるときはそのままシャリシャリとしたシャーベットのように食べるか、ヨーグルトやシリアルとともに食べると良いでしょう。

一度冷凍したりんごは解凍しすぎるとべちゃっとしておいしさが損なわれてしまいますので、半解凍くらいで食べるのがおすすめです。

りんごをおいしく食べて、毎日の健康に役立てよう!

りんごはおいしいだけでなく栄養価も高く、しかも年間を通して手に入りやすい果物です。きちんと保存すれば長持ちするため、扱いやすい果物であると言えるでしょう。

食べ方も洗って剥くかそのままかじっても良いですし、火を通せば柔らかくてトロトロの触感を楽しめるなどアレンジ力抜群です。

健康的な毎日が送れるように、積極的にりんごを食べてみてください。