2018/06/28
レシピ工程やコツを一部変更しました。
今回はシュークリームのレシピを3回に分けて詳しくご紹介していきます。
もう「シュークリームが膨らまない!」
なんて心配せずに作れるようになりましょう!
ターンテーブル式のオーブンでもちゃんと焼けますよー!
シュークリームの作り方①~シュー生地編~
<材料 小さめのシュー6個分>
バター 30g
水 60cc
薄力粉 30g
卵 1~2個
※オーブンは210℃に予熱しておきましょう。
※霧吹きを用意しておきましょう。
<作り方>
①最初にすべての材料を計っておきましょう。
卵はよく溶きほぐしておきます。
薄力粉は事前にふるっておきます。
②バター(分量外)をクシャクシャにてシワを付けたアルミホイルに
薄く塗っておきます。
③バターと水を小鍋に入れます。
バターを木べら、もしくは耐熱性のゴムベラで動かしながら、中火で沸騰させます。
④グツグツと沸騰したら、薄力粉を一気に入れます。
⑤弱火にして、モチ状になるまでヘラで捏ねます。
※鍋肌に膜が張る位まで。
⑥生地をボウルに移し、卵を少しずつ加えていきます。
卵は、ヘラで生地をたっぷりすくってやっと落ちる程度の固さまで入れましょう。
※詳しくは後ほど「押さえておきたいコツ・ポイント」にて説明します。
⑦生地を約7分の1程度、スプーンですくい、
同じ大きさのスプーンを使って丸く形を整えながら、②にのせていきます。
※絞り袋を使って絞り出してもOK
⑧天板全体に霧を吹き、210℃に予熱して置いたオーブンに入れ
20分焼成します。
⑨焼きあがったらすぐに取り出し、ホイルから生地を取り、網にのせて冷まします。
押さえておきたいコツ・ポイント
・あとで慌てることがないように、材料と使う道具を揃えておきましょう。
・バターと水は常温にしておくのがオススメですが、冷たいままでもOK!
冷たいまま使う時は、バターも水も冷たい状態で使いましょう。
どちらかが温かかったり、冷たかったりすると、
バターが溶けないうちに水が沸騰してしまったりなど、沸騰がうまくいきません。
・鍋は厚手の小鍋を使うのがポイント!熱伝導が良いです。
そして、フッ素樹脂加工されていないものが良いです。
捏ねてモチ状にするときに、鍋肌に付いた生地で見極めるのでくっつかない鍋だと判断が難しいです。
・バターと水は必ず、沸騰した状態で粉を入れてください。
ぬるい状態で粉を入れると、色が暗い黒めのシューになります。
・アルミホイルに塗るバターはごく薄めに塗りましょう。
厚く塗りすぎると焦げの原因になったり、底浮きすることがあります。
溶かしたバターは×
・オーブンによってはクッキングシートでもうまく膨らみます。
火力の弱いオーブンだと比較的アルミホイルの方が上手くいくようです。
生地が上手くできても庫内の温度が低いと膨らまなかったりするので、自分のオーブンに合ったシートを探してみましょう!
・生地の”モチ状”とは、その名の通りモチモチになるまでです。
こねていく過程の最初は、ダマになるか心配な見た目になりますが、ヘラで捏ねるときの感覚が、どんどんモチッと弾力を帯びていきます。
捏ねるとき、くれぐれも焦げないように注意してくださいね!
弱火でねちねち捏ねていきましょう。
・卵は生地をボウルに入れて、粗熱が取れてから入れましょう。
卵が固まらないように注意!
・生地の固さはヘラからやっと落ちるくらいです。
生地が落ちた時に、ヘラに生地が残ります。
その残った生地がペラッと三角の形になっていればベストな生地の固さです。
・生地の成形はなるべく真ん丸になるようにしましょう。
スプーンを二つ使って、肉団子を丸くする要領で形作るのがオススメです。
袋を使って絞り出す場合は、丸い口金を使いましょう。
低めの位置で垂直に絞り出すのがポイントです。
・生地の表面を整えたいときは、指先に水を付けて優しく表面をなでましょう。
・オーブンの予熱は必ずしとくこと!
生地ができたあと、時間を置かずにすぐ焼成できるようにしておきましょう。
・霧吹きは天板の斜め下から吹きかけるのがコツ!
直接かけてしまうと水っぽくなるおそれがありますが、
斜め下からかけるとふんわりと水がかかります。
・焼いている時、オーブンのドアは原則開けないこと!
生地が膨らみ終わり、焼き目がついてきて焦げそうになった時だけ、ドアを開けてアルミホイルを上からかぶせましょう。
こんがり程度なら、ドアは開けない方が無難です。
・オーブンを開閉してはいけない理由は庫内の温度を下げないためです。
下がってしまうとうまくふくらみません。
・焦げてきそうになったら、庫内の温度を180℃に下げましょう。
・焼きあがったシュー生地は、すぐにアルミから取り外しましょう。
そのままにしておくと、張り付いてしまうことがあります。
さいごに
シュー生地編、いかがだったでしょうか?
生地さえうまく焼けてしまえば9割成功です。
分からないところがあったら、遠慮なくきいてくださいね。
基本のシュークリームの作り方②~カスタード編~に続きます。