コンフィから作るとなると、オランジェットは数日かかる大変なお菓子。
そう思ってました。

でもこれ、作ろうと思えば一日で作れるんじゃないかな?
そう思って作ってみたら、意外と本格的にできました。

※工程が若干長いです。
なので、先にざっくり流れを書いておきますね。

《 オレンジコンフィ》
オレンジを茹でる

切る

煮込む&冷ます(3回繰り返す)

オーブンで乾燥させる

網の上で常温で冷めるまで乾燥させる

《 オランジェット》
チョコを湯煎で溶かす

コンフィに付ける

冷やしてチョコ固める

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オレンジコンフィから作るオランジェット

<材料(オレンジ1個分)>
オレンジ 1個
砂糖 80~90g
ブランデー 大さじ1
レモン汁 大さじ1
水 120~140cc
チョコレート 50g(板チョコ1枚)

<作り方>
《 オレンジコンフィ》
①オレンジをスポンジでよく水洗いします。

②爪楊枝でオレンジの皮全体を軽く刺します。

③鍋にオレンジを入れ、オレンジが丸ごと浸かる位の水(分量外)を注ぎ、中火にかけます。
鍋底に細かい気泡がでてきて、湯気がうっすらたってきたら弱火にし、1分ほど茹でます。
※グラグラと沸騰させないよう注意!

④湯を捨てて、新たにオレンジが浸かる位の水(分量外)を入れ、30分程置きます。

⑤オレンジの水気を拭き取り、3~5ミリ程度の厚さにスライスします。

⑥大きめのフライパンにスライスしたオレンジを並べ入れ、砂糖(分量の3分の1)、レモン汁、ブランデー、水を全体にかけるように入れます。
※オレンジは多少重なってもOK。

⑦アルミホイルで作った落し蓋をして、弱火で30分煮込みます。(煮込み1回目)

⑧火から下ろして冷まします。

オレンジを裏返し、残りの砂糖半分を満遍なく入れ、再び弱火で30分煮込みます。(煮込み2回目)

⑩火から下ろして冷まします。

オレンジを裏返し、残りの砂糖を全て入れ、大さじ2程度の汁気が残る位まで弱火で煮込みます。(煮込み3回目)
※煮込む時も、冷ます時も、落し蓋は外しません。

⑫表面の水分をキッチンペーパーで軽く押さえるように拭き取ります。

⑬クッキングシートを敷いた天板に並べ、110℃予熱したオーブンで1時間加熱し、乾燥させます。
途中、30分経ったら裏返しましょう

⑭加熱後、ケーキクーラーなどの網に乗せ、常温で冷まし、更に乾燥させます。

《 オランジェット》
①チョコレートを湯煎で溶かします。



=湯煎の仕方=
1.フライパンに水を張り、弱火にかけます。
2.底に小さな気泡ができ、湯気がたってきたら火を止め、綿の布巾を浸します。
3.ボウルに小さく割ったチョコレートを入れてスプーンや小さなヘラで混ぜながら溶かします。
4.8割ほど溶けたら、湯煎から取り出し、余熱で溶かします。

※チョコレートは溶かしているだけで、テンパリングはしていません。


②乾燥させたオレンジコンフィにチョコレートを付けて、コーティングします。
コーティングしたら、クッキングシートかラップの上に乗せ、冷蔵庫で冷やします。
チョコが固まったらできあがり。

 

コツ・アレンジ方法

・1個のオレンジから大体10~15枚ほどできます。
オレンジの大きさによって出来上がり枚数が変わります。

・オレンジの種類はネーブルオレンジを使用しています。
他のオレンジでも、もちろんOK!

・落し蓋はアルミホイルがオススメ。
全体が覆えて、水分を吸わないので扱いやすいです。
逆に木製の落し蓋は逆に水分を吸ってしまうので不向きです。

・煮込んでいる時はオレンジに触らないようにしましょう。
型崩れの原因になります。

・温かいオレンジは柔らかいため、裏返す作業は冷えてからしましょう。

・3回目の煮込みの時、水分が足りないようでしたら、大さじ1~2程度足しても大丈夫です。

・コンフィのオーブンでの乾燥具合の目安は3つ!
煮込み後よりも・・・
1.オレンジの皮の色が若干濃くなっている
2.白い部分が半透明
3.果肉部分にツヤがあり、飴のように透明になっている

・加熱後すぐは少々ベタつきます
網にのせて冷ましているうちに透明度が上がり、ベタつきは軽減されます

・煮込み過ぎ、オーブンでの乾燥させすぎには要注意!
オレンジが固くなってしまいます。
オレンジの大きさ・厚さによって乾燥時間の調整が必要です。
様子を見ながら乾燥させましょう。

・オレンジを半月型にしたい時は、乾燥させてからカットしましょう。
包丁で押し切るようにカットすると綺麗に切れます。

・若干値は貼りますが、コーティングチョコレートを使うと、テンパリング不要です。
かつオレンジにチョコが付けやすく、ツヤも出るので、より
一層綺麗に仕上ります

・コーティング後、チョコが固まる前に砕いたナッツフリーズドライのイチゴなどを乗せると華やかさがupします。

さいごに

工程は多いですが、ひとつひとつは簡単なので
コツをおさえれば綺麗なオランジェットを作ることができますよ♪

分からないこと、聞きたいことがあればお気軽にご連絡くださいね。

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